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特別公開『モース日本陶器抄 – 東京大学コレクションから』
2023.11.21-
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エドワード.S.モース(1838−1925)は、明治初期、創設間もない東京大学で活躍したいわゆるお雇い外国人教授の一人である。大森貝塚の発掘調査を指揮し、日本に「縄文時代」という時代があったことを示したことで広く知られている。発掘は自身の専門であった貝類の研究を目途におこなわれたというが、出土した人骨や動物骨、文化遺物の研究にも進化論をはじめとする先進的方法論をもちこみ、日本の博物学の近代化に多大な貢献をなした。今回の特別公開にあたっては、大森貝塚の発掘にも参加したモース最初の弟子の一人、佐々木忠次郎(後に帝国大学農科大学教授、1857–1938)の収集品もあわせて展示する。