インターメディアテク
特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈10〉 – 彷徨える分類』
2024.07.30-2024.09.29
STUDIOLO
本年度、日本鳥類目録改訂第8版が刊行され、最新の研究結果が反映された。その結果、分類上の位置付けが変わったものがかなりある。例えばイソヒヨドリは従来ツグミ科とされていたが、その後の研究でツグミ科がヒタキ科に統合され、さらに最新版ではツグミ科が復活するも、イソヒヨドリはヒタキ科という解釈になった。日本のヨタカは東南アジア産のCaprimulgus indicusの一部とされていたが、極東の個体群は別種 C. jotakaとなった。
今回は日本鳥類目録最新版から、分類の変遷と流転について一瞥していただきたい。